株式会社グルメデリカは、キユーピー株式会社の100%出資会社として1990年に設立され、株式会社 菜デリカとの合併を経て、2018年に三菱商事グループ傘下としての新たなスタートを切りました。三菱商事グループにおける中食製造の中核企業として、コンビニエンスストア事業と成長を共にする重要な役割を担っています。
設立以来、24時間365日、私たちの生活に欠かすことのできない存在であるコンビニエンスストアと共に歩み、中食の開発製造・提供を通じてお客様が求める美味しさを追求し、みなさまの笑顔のために私たちは飽くなき挑戦を続けています。
ここ数年、コンビニエンスストアはライフラインとしての存在感、社会的使命の重要性が増してきています。少子高齢化の中で、共働き世代や高齢化世帯の増加、女性の社会進出など、調理時間の短縮や簡便な食品へのニーズの高まりに伴い、中食産業の重要性が増し、市場は今後さらに拡大していくことが見込まれています。一方、労働人口の減少による人材確保難や人件費高騰は不可避であり、中食の生産性を高める省人化・自動化の推進が重要な課題となってきています。健康志向や添加物削減、小容量包装などニーズも多様化し、中食製造技術、品質管理能力、コスト競争力といった高度な対応力が私たちに求められています。企業としてさらなる成長を実現できるかどうかは、お客様が求める中食商品をいかに効率的・省力的に製造できるか、開発・調理・盛付け・物流など各分野の現場を担う社員一人ひとりの意識を高め、目に見える成果を実感することで、会社と社員がともに成長していく、そのような会社であり続けたいと願っています。
また、三菱商事グループでは、「経済価値」、「社会価値」、「環境価値」の三価値同時実現の基本原則のもと、SDGsの考え方も踏まえた事業環境の変化に対応し、社会のニーズに応え、社会と共に持続的成長を目指すことを掲げています。コンビニエンス事業に繋がるサプライチェーン全体の様々な社会的課題の解決に貢献し、安定的且つ持続可能な事業モデルの構築を実現してまいります。
株式会社グルメデリカ
代表取締役社長 相原 克彦
三菱商事グループの一員として、わが社においても「三綱領」を企業理念としております。
「三綱領」は、三菱第四代社長岩崎小彌太の訓諭をもとに、1934年に旧三菱商事の行動指針として制定されました。
旧三菱商事は1947年に解散しましたが、三菱商事においてもこの三綱領は企業理念となり、その精神は役職員の心の中に息づいています。また三綱領は、三菱グループにおいても経営の根本理念となっています。さまざまな分野で活躍する三菱グループ各社は、同じ伝統と理念を共有するもの同士として、切磋琢磨を続けています。
事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。
(2001年1月、三菱グループ各社で構成される三菱金曜会にて申し合わされた現代解釈)